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このところ中国、インドネシアと、続けてアジアのバンドを紹介してきましたが、今日はその流れに乗って台湾のバンドを紹介してみようと思います。 先月22日、高円寺のMISSION'Sというライブバーに行きまして、そこで出会ったのが、ちょうど日本ツアー中という台湾発のロックバンド『Back Quarter』でした。 ちなみにこのBack Quarterという名前はどうも海外向けのようで、普段使っているのはもっぱら四分衛という漢名のようです。ですが、ちょっと四分衛の読み方がわからないので、ここではBack Quarterで統一して紹介していこうと思います。 公式サイトによると、Back quarterは陳如山(Vo)、ケ峰昇(Gt)、林泓毅(B)、王誌緯(Dr)の4名によるロックバンドです。ステージで見たところ、平均年齢はなかなか若そうな印象を受けたのですが、よくよく調べてみると、実はメンバーを替えながら10年以上に渡って活動しているバンドでした。その歴史の中で、メンバーチェンジも幾度かあったようで、ボーカルなどはサイトの情報と実際のメンバーで食い違う部分があります。 ちなみに先日、たまたま台湾の方と知り合うきっかけがありまして、その方にBack Quarterについて訊いてみましたところ、台湾では非常に有名なバンドであるとのことでした。 また彼らは日本にとって全く馴染みのない存在ではなく、So-netで放送している『アジア・イケテルバンド天国』という番組で紹介されたことがあるようです。これは元々は台湾で製作された番組らしいのですが、日本でもスカパー、CATV、ブロードバンドTVなどで視聴が可能になっています。 音楽性はパワフルな直球型ロックというところでしょうか。若手で、しかも海外でのステージながら、非常に堂々とした演奏ぶりで、観ていて気持ちのいいライブでした。荒々しく轟音を響かせながらも、技術的にもなかなかしっかりしており、特に私個人としては、折々でテクニカルなプレイで存在感をアピールするベースが気に入りました。 歌詞は基本的に中国語なので、当然私にはチンプンカンプンだったのですが、MCの時に英語で簡単に曲の解説などもしてくれました。面白かったのは往年の大女優、オードリー・ヘップバーンのことを歌った曲があったことでしょうか。若手のロックバンドというと、やれ恋愛だったり、ポジティブなメッセージを投げかける曲ばかりと思い込んでしまいますが、Back Quarterの音楽には映画やスポーツなど、様々なモチーフが用いられているのが面白いです。 台湾は日本とは非常に近い位置にあり、下手な国内旅行よりも安く行き来できます。Back Quarterのように国内で十分な知名度を持ったバンドでなくとも、やろうと思えば海外遠征が簡単にできる距離です。同じアジアの国の中でも、中国や朝鮮・韓国などに比べ、台湾の門戸はかなり広く開かれています。まずはこのご近所とも言える場所を手始めに、音楽の世界でも国際交流が広まっていくといいですね。 ちなみに私の予想としては今後、音楽市場はもっと国際化が進んでいくことでしょう。これまでのような邦楽ファン:洋楽ファンという棲み分けではなく、インディーズも含めてもっと混沌とした市場になっていくと思われます。1つはリスナーの好みが年々多様化していること、もう1つは海外に市場を拡げないと今の音楽業界の在り方では収益が落ちる(主にCDなどのソフト面で)一方だからです。音楽産業に携わっている人たちにとっては、これまでのやり方が通用しなくなってくる厳しい時代でもありますが、リスナー側にとっては楽しみが膨らんでくる時代でもあります。来るべき時代を、いい形で迎えられたらいいですね。 オフィシャルサイト(中国語) 日本語情報サイト アジア・イケテルバンド天国サイト |
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