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前回の高円寺百景の記事で予告しましたが、新たに『一曲一会』というコーナーを始めます。ミュージシャンではなく「これはっ」と思った1曲を紹介するショートコーナーです。 よくよく考えてみれば、特定のミュージシャンを好きになるきっかけというのは、総合的な音楽性よりも何か好きな曲があったからという場合が多いと思います。そういう意味では意外と面白いコーナーになるかもと思っていますが、そこは自分の表現力や伝達力にかかっているわけでして、とにかくやってみなくてはわからないですね。 まず記念すべき1回目に紹介するのはorange pekoeの『蓮』という曲です。 この曲の特徴はズバリ「和」なのですが、サウンド的には純和風ではなく、琴や篠笛といった和楽器にシンセベースとブレイクビーツ、さらにはラテンパーカッションなどを組み合わせているのが特徴です。この手の曲は本当にセンスが問われるところで、ロックンロールのようなハートを重視する音楽とも、フュージョンのようなテクニックを重視する音楽とも違い、非常にクリエイティブな作品だと思います。そういう性質ゆえに、センスがないと非常に野暮ったい感じに仕上がってしまうものなのですが(私も以前打ち込みをやっており、自分でもたくさん未熟な作品を作っていました)、この曲は非常にクールに仕上がりっており、鳥肌もののカッコ良さです。 和の雰囲気をぶち壊さないように華美な装飾は施さず、それでいて決して薄っぺらい印象を与えないサウンド。その上に乗るナガシマトモコのセクシーで落ち着いたボーカル。サビでもどーんと大盛り上がりするわけでなく、やや切なげな調子で唄われるメロディがとても印象的です。 この曲はModern Lightsというアルバムに収録されています。 個人的にもイチオシです。今流行のテクノポップとは違った打ち込み系の絶妙な味わいを味わってみてください。 オフィシャルサイト 試聴
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