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前回、前々回と『サブカルヒステリーアワー2』の出演者に焦点を当ててきましたが、今回がその最終回(locolo codeとる*しろうに関してはすでに紹介済み)です。 『日比谷カタン』というミュージシャンに私が初めて出会ったのは去年の12月のことですが、鈍器で頭を思い切り殴られたかのような衝撃的ステージだったことを、今でもありありと思い出せます。 これまでも様々な要素を内包した一概にカテゴライズできない音楽性の持ち主を紹介してきたと思いますが、日比谷カタンの場合は単純に音楽ジャンルだけでなく、その精神性においても実に多種多様な要素が渾然一体となっており、ある種妖怪じみた雰囲気すら感じる人もいるのではないかと思います。 アコースティックギター1本抱えて唄うというスタイルは一見なんら珍しいことのないオーソドックスな弾き語りに映るのですが、ひとたび演奏が始まってしまえば到底弾き語りで片付けるのは不可能。芝居がかった口上、多重人格であるかのような千変万化する声色、超絶技巧のギタープレイ、複雑に展開するポストプログレ的楽曲といった要素が濃密に絡まり合い、ソロでこれだけのことをやってのける技量と引き出しの多さには感心を通り越して畏敬の念すら覚えます。 見方によってはどこかグロテスクで同時にエロティシズム漂うその雰囲気には(本人はむしろビジュアル系を思わせるイケメンなのですが)馴染めない方もいるでしょう。ですが意外にもそのキャラクターは非常に腰が低くコミカルで、MCになるとその巧みな話術と可笑しなキャラクターでたちまち爆笑を巻き起こしてしまうという、芸人じみた一面も持ち合わせています。 昭和歌謡、シャンソン、怪奇小説、シュールレアリスム、アキバ文化、お笑いなどの要素が出鱈目に顔を覗かせる彼の音楽は、異様なのに不思議とエンターテイメント性を強く感じさせられて、それこそが日比谷カタンというミュージシャンの秀逸な点なのだと感じます。ある意味とても日本的でありながら、海外での評価が高いのもそういう点が面白いからかもしれませんね。 怖いもの見たさでも構いませんので、彼のライブには是非とも1度足を運んでみることをオススメしますよ。 オフィシャルサイト mixiコミュニティ |
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