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<ライブ> Gem High Quality

2008/05/13 00:18
更新するすると言っておきながら見事に間隔が空いてしまいました。情けないまでの有限不実行ぶりでお恥ずかしいです。
そんなわけで久しぶりの更新ですが、これまた久々にライブから1本記事を書いてみようと思います。

11日の日曜日、渋谷のLUSHというライブハウスに行ってきました。当初の目当ては少し前にここで紹介した内核の波だったのですが、最初に登場した『Gem High Quality』(以下GHQ)というバンドが非常にカッコよかったので、そちらを紹介してみようと思います。

公式プロフィールによるとGHQ
「10年来、活動を共にして来たセッションミュージシャン、A/Vo、 ZETA(セタ)/G、ARIYAN/Bを中心に、SYNJI/Ds、YUTAKA/Per, Mixを加えた5人によって 2005年、横浜で結成されたロックバンド。」
とのことです。
11日に観たライブではボーカル&パーカッション、ギター、ベース、ドラム、キーボード&マニュピレーターの5人編成でのライブでした。メンバー紹介の時に「今日のキーボード」という言い方をしていたので、どうやらキーボードのメンバーは固定ではなく、その時その時で人を呼んでいるようです。

肝心の音楽性ですが、重厚なヘヴィネスサウンドに力強い女性ボーカルが絡み、かなりラウド系の印象を受けます。ヘヴィメタルかというとそうでもなく、むしろグランジに近い感じで、そこにゴシック、サイケデリック色をつけ加えた感じです。
特にバンドの特徴を語る上で外せないのがAのボーカル。同じ女性ボーカルのヘヴィネス系バンド(EVANESCENCE、Nihgtwish、ARK ENEMY、五人一首など)と比べてみてもそのボーカルは明確な個性を見せています。デス声を使ったり逆にクラシカルな発声を用いるわけではなく、そのままでとても骨太な中低音を響かせることができ、それがバンドのヘヴィなサウンドと完璧にマッチしています。今ではメタル系のバンドに女性ボーカルが入ることは以前ほど珍しいことではなくなりましたが、Aのようなある意味正統派とも言えるボーカルを聴かせるタイプは案外お目にかからないものです。

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またライブで大きな役割を果たしていたのがキーボード兼マニュピレーターの存在です。この日のキーボードは派手なプレイは決して見せないながらも、Aのパーカッションと共にエスニック感を出したり、アンビエントっぽい硬質さを出したりと、サウンドを広げる縁の下の力持ち的なポジションとして活躍していました。
また曲によって自在にボーカルにエフェクトをかけ、脳をかき回すようなトリッピンな空間を演出したりと、演奏以外でも活躍していました。このボーカルエフェクトは恐らくGHQのライブにおいては欠かせない要素の1つと思われます。どっしりしたヘヴィなサウンドの中でボーカルに浮遊感が加えられることで、なんとも言えない恍惚感が生まれ、まるで酔っ払ってしまったかのように感じるライブでした。

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がっつい食いでのある音楽に飢えている方。是非ともGHQをチェックしてみてください。
次回ライブは14日、四谷のOUTBRAKEですよ。


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locolo code

2008/02/14 05:11
さて、先日お知らせした『サブカルヒステリーアワー』の開催も日一日と迫ってきております。誰よりも自分が楽しみにしてますが、皆様にも楽しみにしていただけるよう、今日は冬特集ではなく、イベントの出演バンドの1つ『locolo code』(ロコロコード)を紹介します。

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locolo codeはコンテンポラリーダンスグループ『発条ト』で舞台作曲家を務めていた粟津裕介とダンサーの森下真樹の2名を中心に結成され、他にベース、ドラム(兼キーボード)、トランペット、バイオリンを加えた計6名からなる豪華なバンドです。
1拍ごとにコードの変わる万華鏡のような楽曲が非常に特徴的で、ほとんどの人が彼らの音楽を初めて聴いた時に「なんだこりゃ?」と思うくらい、他に類を見ない性格を持っています。
方法論というか音楽的な分類をあえてするならば、サイケデリックロックやプログレになるのでしょうが、その両者にありがちなダークで重々しい雰囲気はあまり感じられず、むしろ印象としてはポップに仕上がっているのがまた面白いところです。

楽曲の面白さだけ取ってもかなり魅力的なバンドですが、locolo codeのもう1つの面白さはそのライブにあります。
毎回オープンリールプレイヤーに吹き込まれるコミカルなMCや森下真樹の予測不可能な動き、さらには楽曲によって担当パートを入れ替えたりと、さすがは舞台出身のメンバーが中心になって作られたバンドだけあって「見せる」演出というものがふんだんに盛り込まれています。
ライブバンドには完璧な演奏をして楽曲を原型そのままに再現するタイプと、様々な仕掛けを打ったり場の空気に合わせてアレンジを加えたりする2タイプがありますが、locolo codeは後者と言えるでしょう。
かつてプログレッシヴロックという言葉が生まれる前に、そこに分類される音楽がアートロックと呼ばれた時代がありましたが、locolo codeのライブからは、それとはまた違う新時代のアートロック(あるいはアートポップ)と呼ぶべきものを感じます。

そんな彼らの次回のライブがサブカルヒステリーアワー!・・・・・・の前に、3月6日に三軒茶屋のグレープフルーツムーンであるみたいです。気になった方は是非足を運んでみてください。そして3月8日は吉祥寺のシルバーエレファントにもお越しください(笑) どうぞよろしく。


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Porcupine Tree

2007/02/03 11:49
このところ日本のミュージシャンばかり紹介していましたが、久しぶりに海外のミュージシャンを紹介しようと思います。
イギリスのプログレッシブロックの雄『Porcupine Tree』の登場です。

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こちらで紹介する事となったきっかけは、友達が遊びに来た時にPorcupine TreeのCDをかけてくれた事でして、それまでは彼らの事は全く知りませんでした。
実は20年ものキャリアを持つベテランバンドなのですが、生憎と日本ではほとんど知名度がなく、2005年に発表された『Deadwing』というアルバムが最初の国内盤となっているようです。そちらも少し聴きましたが、今回のレビューは『Stupid Dream』という1999年のアルバムを元に書いています。

始めにプログレッシブロックと言いましたが、サイケデリックロック(特にPINK FLOYDとの対比がよく用いられます)と呼ぶ人もいます。私自身聴いてみて思ったのは、特定のジャンルにカテゴライズ出来る類いの音楽ではないという事でした。イギリスのバンドらしく、UKロック特有の湿っぽいメランコリックな雰囲気があり、特にボーカルはThe BeatlesU2などを想起させます。
そんなどことなく暗い雰囲気をたずさえながらも、メロディラインの美しい曲が多くて、決して重苦しい退屈な音楽にはなっておらず、所々に7〜8分に及ぶ長い曲が散りばめながらも、アルバム全体を通して聴きにくいという印象はあまりないです。
プログレ、サイケ、メタル、さらにアンビエントなどのエレクトリックな要素を取り込みつつも、不思議と一貫性のない散漫な印象にならず、アルバムの始めから終りまでPorcupine Treeの色で統一されているのは見事です。

私が彼らの音楽を聴いていて思ったのは、今後は「ミクスチャー」というジャンル名が死語になっていくのではないかという事でした。上原ひろみの項でも書きましたが、近年はこういうボーダーレスな音楽をやるグループが増え、ジャンル付けの意味合いが段々と曖昧になってきました。元々どんな音楽においても、ジャンルというものは後付けで付与されてきたものであり、それは一面で便利なものではありますが、時にリスナーやミュージシャン自身の視野を狭めてしまうものでもあります。あまりジャンルに拘らずに聴いた方が結果的に自分の世界が広がりますし、彼らのような多面性を持った音楽は同時に色々な音を楽しむ事が出来て面白いと思います。

最後にこれからプロのミュージシャンを目指す若手の方々にも言わせてください。好きなミュージシャンや好きなジャンルは誰でもあると思います。「誰々のようになりたい」という憧れもあって当然かと思います。ただ、それで終る事なく、好きな音楽を自分の中に取り込んだ上でそれを再構築し、自分だけの音楽を作るという心構えを忘れないで欲しいと思います。


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<ライブ> 呼吸するジャスミン

2006/12/17 14:06
昨日16日、秋葉原のdress TOKYOにてライブを観てきました。
出演は計3組。どれも大変良かったのですが、その中から『呼吸するジャスミン』をピックアップして紹介します。

ちなみに写真は撮ったんですが、後で確認してみたらひどい具合で、まったくわけがわからない状態だったので掲載は止めます。


この呼吸するジャスミンとは、ヴォーカリスト&フルーティストの小林梓弓のソロプロジェクトで、作詞や作曲はもちろん、演奏に演出まで全て彼女1人で手掛けるプロジェクトです。1人なので当然生で演奏できる部分は限られていて、基本的にはオケを使っているんですが、オケ嫌いの自分がすっかり惹き込まれるくらいパフォーマンスは良かったです。

音楽性は前衛的エレクトロニカもあれば、ジャズやシャンソン、ポップスなどを感じさせるメロディーのはっきりした歌モノもあり、それでいてどちらにおいても個性の滲み出るステージングを展開していました。彼女の歌っている姿は妖艶でありながらも、どこかロリータな雰囲気が残っていて、個人的にはビョークに近いものを感じました。アルバムで言うとヴェスパタイン辺りのビョークですね。音楽的にもそれに近いと感じる曲があります。

オケの作り込みもかなり気合いが入っていましたね。細部で見直すべき部分はありましたが、サイケで妖しげな雰囲気がぷんぷんしていて、私の好みにかなりヒットしました。前に紹介したFennO'Bergにも通じるものがあります。ただ、あちらが複雑な予測不能の展開を見せるのに対し、彼女の場合はミニマル的なまとまりのある作りで、逆に言えばFennO'Bergより聴きやすいかもしれません。

この日は自分のステージが終った後にも、トリの『マジカルパワーマコ』に参加していました。大胆な衣装で身をくねらせながら、フルートと歌を披露していました。お見せ出来ないのが残念。


オフィシャルサイト
PETERROOM(参加ユニット)
マジカルパワーマコ
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<ライブ> シャクランドモ

2006/11/26 20:36
25日土曜日、渋谷のGIG-ANTICというライブハウスに行ってきました。
この日の目当ては19日の記事で紹介した南風亭こまの所属するバンド
『シャクランドモ』です

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演奏する曲は全て南風亭こまが書いた曲で、彼が普段ソロの弾き語りライブでもやっている曲なのですが、このバンドでの演奏になるとがらりと色合いが変わります。ベース、ドラム、アコーディオン(+トイピアノ)が入る事で、音の幅が相当に広がりますし、南風亭こま自身もソロの時とは違ったアプローチでプレイするので、実際に聴き比べてみると別の曲かと思うくらう違うものもあります。
どちらが良いという事は言えませんし、それぞれに良さがあるのですが、やはりより多くの人が聴きやすいのはシャクランドモの方でしょう。ソロでのプレイが「間」と「ゆらぎ」を主軸にしているのに対して、バンドではそれらの要素も残しつつ、ノリの良さも追求されています。曲によってはかなりノリノリになれます。

私は他にも2バンドほど演奏を観て行きましたが、比べてみて思ったのは、ボーカルの南風亭こまの声の強さでした。ライブハウスの性質やPA(簡単に言うと音響や照明のシステム及びそれを操作する人)にもよりますが、大抵のバンドはボーカルが楽器の音に負けてしまい、ほとんど何を唄っているかわかりません。しかし、南風亭こまの声はバンド演奏の中でもきっちり耳に届いてくるだけの強さがあり、その点だけ見てもこのバンドは頭1つ抜けていると思いました。

彼らは来月、24日にもライブを1本控えています。お暇がある方は是非どうぞ。


シャクランドモオフィシャルサイト
mixiコミュニティ
下北沢CLUB251(次回ライブ予定のハコ)
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